んでは国際化石鉱物ショーで手に入れてきたものを…

まずは方解石.主成分は炭酸カルシウムなので石灰石と同じなんすけどね.
純粋に結晶が成長すると透明っぽいんだけどこれはオレンジ色.
んー,何が混入しているんだろう?
その方解石は複屈折という現象が見られることで有名な鉱物.光が通過
すると通常は向こう側の景色や模様が屈折して見えるけれど,これはその
屈折方向が複数.方解石の向こう側の文字,二重にぶれております.
次,硫黄の自然結晶.栃木県北だと那須岳があるから,登れば頂上付近に
ゴロゴロ落ちているはず.でも今の時期寒すぎて行けないので購入!
お次は自然銅.自然状態ではこんな感じで産出.原子量は鉄より重い64.
持ってみると見た目よりはるかに重量感が.この状態では不純物がたくさん
含まれていて非常に脆いので,電気分解により粗銅を純銅にします.
石膏(せっこう).とはいってもCaSO
4・2H
2O(硫酸カルシウム二水和物)と
いうもの.硫酸カルシウムの結晶に水が取り込まれている.これを加熱
して水を追い出してやると粉末石膏になって,さらに水を加えてこねて
みると美術室にあるような石膏像を作ることができるんす.水の出入りで
状態が変わるんですな.やー,授業で使える使えるw
・・・というよりも,まん丸に磨かれた輝きに惹かれたのが一番大きい.
赤鉄鉱.通称ヘマタイト.鉄資源として使われて鉄の含有量が非常に
多い.ブラックダイヤモンドとも言われていて,光沢がメチャクチャ
きれいなのです(´∀`)ヘマタイトの「ヘマ」は血液の色素成分
「ヘモグロビン」と語源が同じで,「血石」とも.岩石カッターで切ると
赤い粉末が飛び散り,血が噴出しているように見えるらしい
黄鉄鉱.FeS
2.ピカピカキラキラ光っていてとっても綺麗!
金のように輝いておりますよ!以下,某辞書.
「黄金のように輝き,金と間違われやすいことから愚者の黄金とも呼ばれる.」
愚者・・・(・∀・)

蛍石.CaF
2.フッ素とカルシウムがくっついたもので,フッ素が発見される
きっかけとなった鉱物.正八面体で透き通っててこれもまたキレイ.
光るんですヽ(゚∀゚)ノ
昼の間に光を蓄え,暗所でぼや~っと.ブラックライトを当ててもすごく
綺麗に光るらしいっす.
以上,ミネラルショーで買ってきたもの.以下,その直後業者から
取り寄せた,どうしても欲しかった一品.
氷晶石!しかも欲しかったグリーランド,イビクドゥト産!一円玉の材質とも
なっているアルミニウム,この精錬に一時期すんごい使われました.
なぜかというと,酸化アルミニウムを融かして純粋なアルミニウムを
取り出したいんだけれど,なにせ酸化アルミニウムを力技で融かすには
2000℃以上の高温が必要.これだけの高温を出すだけでも相当な
コストがかかる.しかし,1000℃で融ける氷晶石に酸化アルミニウムを
放り込むと,水に溶ける砂糖のように溶かすことができることがわかり
氷晶石の価値は高騰.この時期,グリーンランドは氷晶石の輸出で相当
儲かったみたいっす.今まで2000℃まで加熱して融かしていたものが
いとも簡単に1000℃で融けて取り出せるので,相当重宝されたらしい.
アルミニウムはですね,ただでさえ金がかかるのですよ.アルミニウム単体を
取り出すときに電気が必要なんだけど,他の金属を単体で取り出す場合に
比べて3倍くらい単純計算で金がかかる.今は代替品があるので工業用で
氷晶石を使うことはほとんどない.でもその名の通り氷のような見た目なので,
観賞用としてコレクターには人気があったりする.

ルビー.岩石の中から見つかった自然ルビーね.赤い部分.一般的に宝石と
して使われるけれど,実は氷晶石のところで出てきた酸化アルミニウムが
その正体.酸化アルミニウムに色々混入するとこんな色になって宝石として
珍重されます.そういうものが含まれていれば宝石.含まれていなければ
精錬されて一円玉.なんだかなぁw
岩塩.食塩でおなじみNaClの結晶でございます.一時期,岩塩を削って
料理に使うってのが流行ったみたいですが…あれは結晶化していない
安い岩塩.
本来塩化ナトリウムの結晶は立方体になるので,そういう形に綺麗に
成長している岩塩は高価になったりします.この結晶,よく見ると,
大きくはないけれど小さな立方体の結晶があちらこちらに.

蛍石.こちらのほうがミネラルショーで買ったものより色が濃く,
でかい!発光具合はまだ試しておりませぬが.
今,職場の自分の机の引き出しの中は鉱物が占領している状態w
もっと欲しいなぁ.以上,マニアックな世界をちょこっとだけ紹介でした.
PR