「なんだ!この定理1つで全部解けるじゃないか!」
という事が結構多い.定理は知っていても,どこで
使うかという運用を知らないと点が取れない.
2009年の慶応大薬学部の大問でも,物質量比と
分圧比がつながることに気づけば完答できるけど
気づかないとほぼ壊滅って問題が出たりしていたし.
理論化学がしっかり身に付けば,無機や有機にも
かなり応用が利きます.理論化学が活用できるから
理論化学の後に無機有機を学習するのであって,
理論化学を学習したのに無機有機を完全暗記に
頼るのは理にかなっていません.特に酸塩基や
酸化還元がキッチリ使えればかなり暗記の負担は
軽減でき,かつ忘れません.
あと,小中レベルの基本的な四則計算ね.
問題を見て解答への方向性も見え,式もちゃんと
できている.それなのに解答までの途中計算で
撃沈する受験生が非常に多い.もちろん受験で
スピードは必要なんだけど,年度の前半は
「正確に答えにたどり着く」ことを最大の目標に
丁寧にやってください.変な癖がつくと,後々
矯正するのが意外に大変なんですよ.
大学受験では,途中計算を問わずに最終解答のみ
解答用紙に書かせる大学も多い.そうすると
「ラッキー!途中計算要求されないじゃん」と
喜ぶ人が多いですけど,これは裏を返せば
「例え途中計算のラスト1行で間違ってそこまで
正解の流れでも,1点も中間点をくれない」
ということです.ケアレスだろうが失点は失点.
丁寧に解くように普段から心がけてください.